どんな天候にも左右されないオンライン。
極寒の中、福島から宮崎まで17名が集いました。
今回は、ミニレクチャー2本立て。
薬剤師の野村真美さんは、
第60回癌治療学会PALプログラムで発表した内容をレクチャーして下さいました。
病院薬剤師の彼女は、長い間、がん患者さんの治療にたずさわってこられましたが、
いざ自分ががんになったら、
「よく知っているはずの世界は異次元そのもの。ギャップだらけだった」
そんな体験から「オンラインスナックぎゃっぷ」を開店。
発病や治療で、モヤモヤした気持ちを抱えた患者さん達が ぎゃっぷママに会いにお店に集まっています。
がん専門医(腫瘍内科医)押川勝太郎先生のテーマは、
『抗がん剤効果判定、現場ではどうやってる?』
・抗がん剤が効いて、がんが消えても腹水が増えたら→「無効」
・がん剤中に骨転移が悪化→「続ける」
・1年かかってがんが5㎜→10㎜に倍増したが、かなりゆっくりでがん症状が緩和、副作用も少ない→「続ける」
臨床試験の基準ではがんが進行(PD)でも、
患者にとってメリットがあるかどうかでGoかNoGoを主治医は判断している、と知りました。
そしてそのメリットは、
今なのか?来なのか?
患者の価値観と理解のもと、相談して決めるとのこと。
そういうことだったのか。。
今になってようやくわかりました。。
『がんここ』は、災害のごとくいきなりやってきた「がん」に「被災」した場合、
被害の拡大を防ぎ、心身を復興させるための「知識」と「工夫」「コツ」を学べるオンライン勉強会です。
医療者とがん患者さん、ご家族が交流できるのも大きなウリです。
がん治療にとらわれず、自分の人生をよりよく生きるために。
どうぞお気軽にご参加下さい。
1ヶ月に2回開催しています
https://community.camp-fire.jp/projects/view/460455