猛暑の中、18名が集まり お盆がんここを開催しました。
テーマは『皆さんの「❓」に 押川がバシッと答えます❗️Part ②』
質問「新たに承認された新薬、これからされそうな新薬について知りたい」
押川先生のズバリ❗️は
・がんの種類にもよるが、昔は標準治療を変えるほどの新薬は3~7年に1回程度の登場だった
・それが最近は1~3年に短縮している
・ただ、がんのサブタイプの細分化が進んできているので、自分のがんにマッチした新薬の登場の頻度は高くはない
・もしそのような薬が出た時、使えるか使えないかは「自分の体力」。体力を落とさないよう、体力をつけるよう、患者さんは努めよう?
質問
「調剤薬局に勤務していると、会社のノルマが多くて困る。同意書を何件獲得しましょう、トレーシングレポートを何枚書いて病院に送りましょう、後発医薬品の使用量を増やしましょうなどなど。患者さんのためになることならやる気も出るが、そうでないとやる気が出ない。病院にもノルマはあると思うが、どのような工夫をしているのか❓」
押川先生のズバリ❗️は
「患者のためならやる気になるのであれば、メリットが患者に実感できるよう説明できる工夫をするなど、想像力を働かせてみよう。元々は、患者の利益につながるという目的があったはず。それを理解し、実感できれば満足しやすいと思う。例えばそれがなかったことでどんな不利益が生じるかを考えてみるのもいい」
薬剤師さんが「患者さんのためになるならやる気が出る」って言ってくれている。
そんな薬剤師さんがいてくれるなんてありがたいなぁ。
がんここでは、お医者さん、看護師さん、薬剤師さんなど医療者がたくさん参加しておられるのですが、
「どうにかして患者さんを救いたい」
「患者さんの気持ちに寄り添いたい」
という、本音をじかに聞くことができます。
私たち患者は、医療者とうまくコミュニケーションが取れずに悩み、
「主治医は私の気持なんかわかってくれない」
「がん治療に疲れて薬局に行くと、いろいろ質問されてウザい」
なんてプンプンすること多しです。
でも違います。
自分の治療をうまくいかせるためにも、患者が工夫すること、患者から歩み寄ることが大事なんですよね。
具体的な工夫の仕方、具体的な歩み寄り方について、がんここでは繰り返し教えてくれます。
そう、1度言われただけじゃなかなかやらないから。
1ヶ月に2回、楽しく開催しています。
医療者の方も、患者さんも、ぜひお気軽にいらして下さい