昨春からスタートした メディカルスタッフ&がん患者さん向けのオンライン勉強会『がんここ』は、
今回で27回、延べご参加人数が800名を超えました。
昨夜も2つのテーマ、
「がんサバイバーの家庭で起きていること~がん防災からがん二次災害まで」
「がん患者支援の秘策で薬剤師はもっと楽になれる」
24名で学びました。
衝撃的だったのは、小・中学校でがん教育を進めているピアサポーター轟千代佳さんのミニレクチャー。
「がんにも二次災害があるのを知っていますか❓」の切り出しにびっくり。
・親ががんになったのは、子どもである自分のせい。誰にも話せず引きこもりになった。
・両親からがんを秘密にされ、どうしていいかわからず非行に走った
など。
親ががんに罹患したことで子どもが孤立し、家庭にさまざまな問題が生じるケースがあるという事実でした。
ぜんぜん知らなかった。
彼女はこれを、がん治療には直接関係のない副次的な問題として、
『がん二次災害』と呼び、押川先生が提唱する『がん防災』と同じように広く知ってもらいたい、と提起されました。
『がん二次災害マニュアル』も必要になりそう。
押川 勝太郎先生からは、
忙しくなるばかりの薬剤師さんが楽になれる、とっておきの秘策を披露❗️
・患者さんに薬の名前を覚えてもらう工夫をする
・難しい治療説明を受ける時にはモバイルガジェットを使わせる
など、
患者の主体的なチカラを借りることで、本人の治療効果も上がり、
主治医と薬剤師-患者がwin-winになれるとのアドバイスをいただきました。
そう、私たち患者も受け身になるだけではなく、自分の治療に工夫できることはないか❓と探索する必要がありますね。
次回のテーマは『患者への効果的な声かけ方法で心の重圧を軽くしよう』
ミニレクチャーゲストはYouTuberとしても積極的な活動をしている、
会社経営・肺腺がん患者の白川勝さん。
メディカルの方も患者さんもぜひお気軽にいらして下さい。
7/14(木)単発
https://peatix.com/event/3231062