医療者、もっと勉強したい患者さん向けのオンラインがん勉強会を開催中です。

医療職側&患者側の結託・対決オンラインがん勉強会「がんここ」
10月のテーマは『怪しい医療情報の見抜き方と実践的練習』です。
2回に分けて開催。

○10月14日(木)「専門医は怪しい医療情報をどうやって見抜いているのか?」

各ブレイクアウトルームでの共通テーマは「私がだまされそうになった、だまされたがん治療」でした。
その後、各ルームの代表から以下のような報告がありました。


・知人から食事療法関連をしつこく勧められた。
・乳がんでは牛乳がいけないと言われた(押川注: この辺は患者さんのための乳がん診療ガイドライン 2019年版に問題なしと詳しく書かれています)。
・大豆はどうなのか?(押川注: 大豆食品をたくさん摂取することで乳がん発症リスクが低くなることが,最近の研究でわかってきました)
・夜中にどうしても電話相談したくなって電話したが、24時間対応の電話相談サービスは詐欺的民間療法クリニックが運営していることが多いとわかった。

・温熱療法、人参ジュース、水素ペンダント?等を勧められた。
・ 患者会も場所によっては利益団体とつながっていることあり。
・予防として食事療法をしてもがんになった。
・健康志向者はお酢がが好きだが、頻繁に接種すると酸性のため歯がやられることなどは考えていないようだった。

・アガリクス、高い漢方薬と特殊な水、宗教、コンドロイチン、ダイエット食品などを勧められた。
・怪しげなものはがん医療以外もたくさんあり、誘い文句では広告塔としての有名人の提示、「内緒だけどあなただけに」という言葉がある。
・親しい知人が勧めてくるのが苦しい。
・がん治療のための温泉に誘われたが、治療と関係なくリラックスできたのは良かった。


○10月28日(木) 「話題のがん新治療のどこがおかしいのか鑑別実践編」
本日は、たとえば自費がん治療詐欺クリニックにネット上の実例を提示してどこがどうおかしいのかモロに解説します(既にSクリニックやCラボなどの評価希望案件が5件ほど来ています)。

もちろんメンバーが怪しいと感じている治療法紹介サイトを事前に教えてもらえたら、どういう宣伝文句や戦略、カラクリで患者さんをだまそうとしているのか詳しく説明し、この業界の裏表まで暴露するわけです。
とてもメルマガやYouTubeチャンネルでは明かせない内容となるでしょう。
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10月以降もがんここは続きますが、加入している限り以下の過去動画は見放題です。
(シーズン1)
第1回 「がん専門医も知らないケモブレインとフレイル」
第2回  「薬剤師が気付けていないがん患者さんの本音」
第3回 「メディカルスタッフはがん治療医と患者さんをどう仲介すべき?」
第4回 「薬の名前を覚えようとしないがん患者さんに訪れる8つの不幸」
(シーズン2)

20210812がんここ「主治医の不用意な発言を言いかえて立ち向かう」
20210826がんここ「遂に注目せざるを得なくなった老年腫瘍学」
20210909がんここ「がん治療人生の盲点病院で教えてくれないがんリハビリ基本編」
20210923がんここ「病院不可でも助言できるがんリハビリ自立実践編」

今後途中加入でも、今までのレクチャー、ブレイクアウトルーム動画(期限付き)は全部視聴できます。
意欲的な薬剤師、看護師、MSW、サバイバーの方々を歓迎します。

新たに薬学生、医学生、看護学生に参加してもらうための月額500円コースを増設しました。
また医師であれば、専門外でも無料で参加できますので、ご相談ください

○専門書が教えないがんをここで学ぼう「がんここ」